CICAとは|ツボクサ由来の鎮静で人気の成分をやさしく解説

CICAはツボクサ(Centella Asiatica)に由来する植物由来の成分群を指します。本記事では、CICAとは何か・「鎮静」の文脈で語られる理由・選び方を、化粧品表現の範囲で誠実に解説します。

CICA(シカ)はツボクサ(Centella Asiatica)に由来する植物由来の成分群を指します。スキンケアでは「鎮静〈ちんせい〉」「敏感肌向け」の文脈で語られることが多い成分です。「鎮静」はイメージ表現として用いられ、化粧品としては主に肌を整える目的で語られます。

項目内容
成分名CICA(シカ)/ツボクサエキス/センテラアジアチカエキス
学名Centella Asiatica(センテラアジアチカ)
主な由来アジア・アフリカに自生するツボクサ
よく語られる成分マデカッソシド・アジアチコシド・マデカシン酸・アジアチン酸
化粧品での配合目的肌を整える、すこやかな肌へ
薬機法上の分類化粧品成分

CICAとはどんな成分? — ツボクサの伝統と現代スキンケア

CICAという名前は「Centella Asiatica(センテラアジアチカ)」の頭文字「CICA-」が由来です。日本では「ツボクサ」と呼ばれる小さな葉の植物で、アジア・アフリカの広い地域に自生〈じせい〉します。

東南アジアでは古くから民間で親しまれてきた素材で、特に韓国・タイ・ベトナムなどではホームケア製品として流通してきた経緯があります。また、スキンケアの世界では、ツボクサに含まれる4つの成分群(マデカッソシド・アジアチコシド・マデカシン酸・アジアチン酸)の頭文字を取って「TECA(ティーカ)」と呼ばれる原料として配合される製品もあります。

なぜ「鎮静」と語られるのか

CICA配合製品は「肌を落ち着かせる」「鎮静ケア」といったフレーズと一緒に語られることが多い成分です。ここで大事なのは、「鎮静」という言葉の使われ方です。化粧品の文脈での「鎮静」は、医療や薬で言う「炎症を抑える」という意味ではなく、「肌のゆらぎを感じやすいときの選択肢として語られる」というイメージ表現に近いものです。そのため、CICAは「敏感肌」「赤みが出やすい」「マスクなどで擦れる」といった声と相性が良いとされ、近年は鎮静ケアの代表的な成分として扱われています。

「守り」の成分としての位置づけ

スキンケアの世界では、レチノールなどの「攻め」の成分と、バリアや鎮静で語られる「守り」の成分を、バランスよく組み合わせる考え方が広がっています。その中でCICAは「守り」の中心的な選択肢のひとつであり、セラミド・パンテノール・βグルカン・エクトインなどと並んで、ゆらぎやすい肌のときに選択肢に上がる成分として語られます。

どんな肌・年代に向いている?

CICAは年代や肌タイプを問わず取り入れやすいとされる成分で、特に肌の調子が安定しないとき、季節の変わり目、マスクや摩擦で肌がゆらぎやすいときに選ばれることが多い成分です。一方で、植物由来であっても肌に合わないことはあるため、新しい製品を試すときは二の腕などでパッチテストを行うと安心です。

製品を選ぶときのポイント

CICA配合をうたう製品を選ぶときは、いくつかの視点で見ると良いでしょう。一つは、何が一緒に配合されているかです。保湿成分や、セラミドのような肌をいたわる文脈の成分と組み合わさっていると、処方〈しょほう〉全体としての方向性が見えやすくなります。

もう一つは、表現が誠実かどうか。「炎症が治る」「アトピーが改善する」といった医薬品的な表現は、化粧品としては適切ではありません。そのため、落ち着いた言葉で説明している製品は、一つの安心材料になります。

併用・使い方で気をつけたいこと

CICAは比較的マイルドな使い心地で語られることが多い成分ですが、どんな成分でも肌に合う・合わないは個人差があります。そのため、使っていて赤みやかゆみなどが出た場合は、使用を中止して肌を休ませましょう。また、「攻め」の成分を使ったあと、肌が敏感に傾いていると感じたときに、CICA配合の保湿剤を上から重ねる、というのも一つの取り入れ方です。不安がある場合や、肌の症状が続く場合は、自己判断で進めるより、皮膚科などの専門家に相談するのが安心です。

よくある質問

CICAは敏感肌でも使えますか?

鎮静で語られることの多い成分ですが、植物由来であっても肌との相性には個人差があります。狭い範囲で試してから使うと安心です。

ニキビが治りますか?

化粧品はニキビを「治す」ものではありません。ニキビが続く場合は、皮膚科などの専門医に相談してください。CICA配合製品は、肌を整える目的のスキンケアとして使うのが本来の姿です。

CICAクリーム、CICAパッド、CICAアンプル…どれを使えばいい?

製品の形によって使うタイミングが異なります。クリームは保湿仕上げ、パッドはコットンの代わりに肌をふきとる用途、アンプルは美容液として使われるのが一般的です。説明書きに従って取り入れましょう。

朝と夜、どちらに使うのが良いですか?

製品の設計によりますが、CICA配合のクリーム・美容液は朝と夜のどちらにも取り入れられます。「朝は守り、夜は育てる」の時間美容の考え方では、朝の守り側に置く例が多いとされます。

まとめ

CICAは、ツボクサに由来する植物由来の成分で、スキンケアでは「鎮静」「守り」の文脈で語られる代表格です。化粧品としての役割は肌を整えるところまで。

攻めと守りのバランスを考えるときの、心強い選択肢の一つとして知っておくと良い成分です。

参考文献

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本記事は ORIA Journal 編集部が作成しました。化粧品に関する一般情報の提供を目的としています。

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