この記事のポイント
- 紫外線は敵でも味方でもなく、量とタイミングを整えて付き合う光。ゼロにするより毎日の習慣として考えるのが自然です。
- 地表に届く紫外線の約95%を占めるとされるUVAは曇りや室内の窓ぎわでも届くため、UVケアは特別な日より日常の所作として捉え直せます。
- ORIAは「Skin Science Made Sincere.」を掲げ、煽らず・断定しすぎず、わかっている範囲を誠実に伝えることを大切にしています。
日焼け止めと聞くと、「夏のあいだだけ、なんとなく我慢して塗るもの」「うっかり忘れると後で後悔するもの」——そんなふうに、少し身構えるイメージを持っている方は多いかもしれません。けれど紫外線は、季節や天気にかかわらず一年じゅうわたしたちのそばにある光で、本来は「恐れる対象」というより「上手に付き合っていく相手」です。この記事では、ORIAというブランドがなぜ「誠実さ」という言葉を大切にし、UVケアを我慢ではなく「光を、味方に」という前向きな発想で捉え直しているのか、その背景にある考え方をお話しします。
なぜ日焼け止めは「我慢するもの」になってしまったのでしょう?
多くの人にとって日焼け止めが義務や我慢のように感じられるのは、これまでのUVケアが「怖さ」を入り口に語られることが多かったからだと、わたしたちは考えています。「塗らないと大変なことになる」「一日中カットしないと不安」——そうしたメッセージは、たしかに人を一度は動かします。けれど不安を燃料にした習慣は、疲れた日や忙しい朝には、いちばん先に途切れてしまうものです。人は毎日たくさんの小さな判断をしていて、そこに「怖いから」という重い動機が加わると、かえって長続きしにくくなります。だからこそ、動機のつくり方そのものを見直す必要があると感じてきました。
さらに、恐怖を強調する語り口は、しばしば事実よりも大げさになりがちです。「完全にブロック」「塗り直しは不要」「一日中安心」といった言い切りは耳ざわりが良い一方で、実際の使い方や試験の前提とは合わないことがあります。日焼け止めのはたらきは、塗る量や塗り直しによって実際の状態が変わるため、「一度塗れば大丈夫」とは言い切れません。だからこそORIAは、煽って動かすのではなく、事実をわかったうえで自分で選んでもらうことを大切にしたいと考えています。
そもそも紫外線は、わたしたちの「敵」なのでしょうか?
結論から言うと、紫外線は敵とも味方とも言い切れない、付き合い方しだいの光です。世界保健機関(WHO)は、ごく少量の紫外線は体内でのビタミンDづくりに役立つ一方、浴びすぎは肌の負担につながるとしています。つまり本当に大切なのは「ゼロにする」ことではなく、浴びる量とタイミングを整えることなのです。光そのものを敵だと決めつけてしまうと、暮らしのなかで無理が生まれ、ケアも窮屈になってしまいます。
ここで、見落とされがちな事実がひとつあります。紫外線のうち地表に届く光の約95%を占めるとされるUVAは、波長が長く、雲や窓ガラスも通り抜けやすい性質を持ちます。しかもUVAの量は季節による差が比較的小さく、曇りの日でも、室内の窓ぎわでもわたしたちのもとに届いています。一方、日焼けやほてりと結びつきやすいUVBは、夏や日中に強まる変化の大きい光です。二つの光は、届き方も、時間帯や季節による変わり方も、まったく違うのです。
| 種類 | 地表に届く割合の目安 | 特徴 | 季節・天気による変化 |
|---|---|---|---|
| UVA | 地表に届く紫外線の約95% | 波長が長く、肌のより深いところまで届きやすいとされる | 一年を通して比較的安定し、雲や窓ガラスも通り抜けやすい |
| UVB | 残りのわずか(大半は大気で吸収される) | 波長が短くエネルギーが強い | 夏や日中に強まりやすい |
この二つを重ねると、「真夏の海=危険、冬や室内=安全」という感覚が、実は事実の半分しか映していないことが見えてきます。強い日ざしを浴びる特別な日だけでなく、曇り空の通勤も、窓辺で過ごす休日も、UVAは静かにそばにあります。だからこそUVケアは、気合いを入れる防御ではなく、ふだんの毎日にとけこんだ習慣として考えるほうが、ずっと自然で続けやすい——これがORIAの出発点にある気づきです。
ORIAはなぜ、「誠実さ」を掲げるのでしょう?
ORIAが大切にしているのは、"Skin Science Made Sincere."——科学を、誠実に手わたすという姿勢です。ブランドのマスターコピー「光を、味方に。素肌で、いつまでも。」には、光を敵視して身構えるのではなく、正しく知って前向きに付き合う、という願いを込めています。誠実さは、わたしたちにとって飾りの言葉ではなく、日々の判断の基準そのものです。
誠実であるとは、言わないことを決めることでもあります。はたらきを大きく見せるために断定しすぎない。不安をあおって手に取らせない。最強・最高・No.1のような最上級で語らない。まだわかっていないことは「わかっていない」と正直に伝え、研究でわかっている範囲は「〜とされています」とそのまま示す。こうした抑制は、一見すると地味で、時に遠回りに見えるかもしれません。それでも、その場の勢いより長く信頼していただくことを選ぶ。それが「誠実さ」を掲げるということだと、わたしたちは考えています。
そしてもうひとつ、誠実さには「素肌を否定しない」という意味も込めています。肌の悩みをことさら大きく取り上げて不安をかき立てるのではなく、いまのあなたの肌をそのまま認めるところから始めたい。数字や仕組みをきちんと示すのは、脅かすためではなく、納得して選んでいただくためです。わかりやすさと正確さは、どちらかを犠牲にするものではなく、両立させるべきものだと考えています。
「光を、味方に」とは、具体的にどんな姿勢でしょう?
それは、UVケアの入り口を「恐怖」から「前向きさ」へ置きかえる、という姿勢です。同じ「日焼け止めを塗る」という行為でも、なぜ塗るのかという動機が変わると、続けやすさも、選ぶ基準も、驚くほど変わってきます。義務でいやいや続けることと、前向きな気持ちで続けることは、同じ行動でも心の負担がまるで違うからです。
| 見方 | 「恐怖」を入り口にした発想 | 「味方」を入り口にした発想 |
|---|---|---|
| 紫外線のとらえ方 | 避けるべき敵 | 上手に付き合う光 |
| ケアの動機 | 我慢・不安 | 前向きな習慣 |
| 続け方 | 夏や晴れの日だけ | 一年を通して毎日 |
| 語り口 | 煽り・断定 | 事実にもとづく説明 |
味方として付き合うなら、やることはむしろシンプルになります。日ざしの強い時間帯をゆるやかに意識し、日焼け止めは2〜3時間を目安に塗り直す。屋外で長く過ごす日は、帽子や日傘、衣類なども気軽に組み合わせる。特別にがんばる日をつくるのではなく、歯みがきのように当たり前の所作にしていく——それが「光を、味方に」という言葉の、実際の中身です。前向きな動機で始めたことは、うっかり忘れた日があっても自分を責めずに、また明日から続けられます。
素肌を肯定する、とはどういうことでしょう?
素肌を肯定するとは、今の自分の肌をそのまま出発点にするという考え方です。研究では、日ざしを浴び続けることが、しわやハリ、肌色のムラといった見た目の印象と関わると報告されています。だからこそ日々のUVケアには意味がありますが、それは「欠点を隠すため」ではなく、「いまの心地よさを未来へ手わたすため」だと、わたしたちは捉えています。ケアの目的が変わると、鏡に向かう気持ちも少し軽くなります。
「素肌で、いつまでも」という言葉には、あれこれ塗り重ねて武装するのではなく、軽やかに、無理なく続けられるケアでありたいという思いがあります。誰かと比べて足りなさを埋めるためではなく、自分の肌と長く仲良くいるために。ORIAは、その毎日の営みにそっと寄り添う存在でありたいと願っています。
研究・参考情報
- WHOは、少量の紫外線はビタミンDづくりに役立つ一方で浴びすぎは肌の負担になるとし、日ざしの強い時間を避ける・日陰や衣類・帽子を活用する・肌の露出部には広い波長に対応した日焼け止めを使う、といった付き合い方をすすめています。
- 地表に届く紫外線の約95%はUVAとされ、波長が長く、雲や窓ガラスも通り抜けやすい性質が知られています。UVBは大半が大気で吸収され、夏や日中に強まる変化の大きい光です。
- 日ざしを浴び続けることと、しわ・ハリ・肌色のムラなど見た目の印象との関わりを検討した研究があり、日々の紫外線対策の意義が示唆されています。
まとめ
- 紫外線は敵でも味方でもなく、付き合い方しだいの光。ゼロにするより量とタイミングを整えることが大切です。
- 地表の紫外線の約95%を占めるとされるUVAは曇りでも室内でも届くため、UVケアは特別な日より毎日の習慣として考えるのが自然です。
- ORIAは「Skin Science Made Sincere.」を掲げ、煽らず・断定しすぎず、わかっている範囲を誠実に伝えることを大切にしています。
- 「光を、味方に」とは、UVケアの入り口を恐怖から前向きさへ置きかえる姿勢。塗り直しなどの基本を、無理なく毎日続けることを大事にします。
- 素肌を肯定するとは、今の肌を出発点に、心地よさを未来へ手わたすこと。ORIAはその毎日にそっと寄り添います。
監修・確認
ORIA Journal 編集部 編集部
ORIA Journalは、紫外線とスキンケアに関する誠実で分かりやすい情報を届ける編集部です。記事は編集部が作成し、薬機法・景品表示法の観点から表現上のリスクを確認したうえで公開しています。
よくある質問
日焼け止めは、夏だけ塗れば十分ですか?
地表に届く紫外線の約95%を占めるとされるUVAは、季節による差が比較的小さく、曇りの日や室内の窓ぎわにも届くとされています。そのため、夏や晴れの日にかぎらず、一年を通して毎日の習慣として付き合うほうが自然だと考えられます。
「光を、味方に」とは、どういう意味ですか?
紫外線を一方的に怖い敵として身構えるのではなく、正しく知って前向きに付き合っていこう、という姿勢を表した言葉です。UVケアの動機を「不安・我慢」から「前向きな習慣」へ置きかえることで、無理なく続けやすくなる、という考え方をあらわしています。
紫外線はすべて避けたほうがよいのですか?
WHOは、ごく少量の紫外線は体内でのビタミンDづくりに役立つ一方、浴びすぎは肌の負担につながるとしています。大切なのはゼロにすることではなく、浴びる量やタイミングを整えて上手に付き合うことだと考えられます。
ORIAが「誠実さ」を掲げるのはなぜですか?
はたらきを大きく見せたり、不安をあおって手に取らせたりするのではなく、わかっている範囲の事実を正直に伝えて、読者ご自身に選んでいただきたいからです。断定しすぎない、最上級で語らない、といった抑制も、長く信頼していただくための姿勢として大切にしています。
日焼け止めは一度塗れば塗り直さなくても大丈夫ですか?
日焼け止めのはたらきは塗る量や時間の経過、汗や摩擦などで変わるため、一度で一日中安心とは言い切れません。一般的には2〜3時間を目安に塗り直し、帽子や日傘、衣類なども組み合わせる付き合い方がすすめられています。
参考文献
- Flament F, Bazin R, Laquieze S, Rubert V, Simonpietri E, Piot B. "Effect of the sun on visible clinical signs of aging in Caucasian skin." Clin Cosmet Investig Dermatol. 2013;6:221-232. doi:10.2147/CCID.S44686. PMID: 24101874 — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24101874/
- World Health Organization. "Ultraviolet radiation." WHO Fact sheet. — https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/ultraviolet-radiation
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果・効能を保証したり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。肌の状態やトラブルにお悩みの場合は、皮膚科などの専門医にご相談ください。